仕事が趣味

この頃良く昔親が言っていた言葉を思い出す。

「仕事が趣味だ!」

 

 若い頃にそれを聞いたときは信じられなかった。
仕事なんて辛いばかりで自分の楽しい時間を削っているだけとしか思えなかったからだ。

 

 今のオレは幸いにして自分の好きなマンガの仕事に携わっているわけだけど
このアシスタントという仕事はマンガ界では崇め奉られるような仕事ではないようで
やはり漫画家になるまでの過程の修行の仕事という雰囲気がある。

歳をとってからこの世界に入ったオレにとっては
絵を描いてお金をもらえるなんてなんて素晴らしいんだとしか思えないんだけどー
若い頃から漫画家を目指してアシスタントにとどまっている人には、結構辛く感じるらしい。

絵を描くのは楽しいが
独り立ちしていないという精神的な苦しみなんだと思う。

 

 オレにも自分のマンガを認められたいという気持ちはあるので
その不満は分かる。

でも
絵を描く人が他の仕事についたらそれこそ地獄ですよ。
何の楽しみもない。

きっとどんなに恵まれた仕事でも
自分が好きだと思わなければ
その仕事は辛いに違いない!

うちの親がやってた仕事も何ら創造的な仕事ではなく
ただの人夫的な仕事だったりする。とても苦しい仕事だが
きっと親は長いこと働くうちに
その仕事を好きになるように努力したんだと思う。

だから晴れやかな顔をして
「仕事が趣味だ!」
と言えたんだな。

 

 

 最近つくづくそう思うんだよな。

 

 

 

 

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