鳥・ストーリーから6 スパロー

子供の頃から漠然と
漫画家になりたいなと思って
ずーっと漫画を描いていました。

でも
実は一本の漫画を最後まで描き切ることが
ずっと出来なかったのです。

漫画を最後まで完成させることができるようになったのは
ずいぶん年を取ってからです。
なぜ出来るようになったかと言うと
「諦める」ようになったからです。

とにかくそれまでは
「最高の漫画を描きたい!」と思っていましたから
途中まで描いて納得できないで終わるという繰り返しでした。
それが歳を取って自分というものにも諦めが出て来たときに
漫画に対しても妥協をすることが出来るようになって
やっと一本完成させることが出来たのです。

そしてその漫画を
漫画賞に出してみたんです。

実は投稿する時も
これが認められなかったら人生終わりだ・・
みたいに悲壮な感じでポストに投函したのです。

なんだかそれぐらい自分の漫画に対する思いが強くて
漫画をけなされたら
もう自分が自分で無くなるような気がしていたんですね。
「プライド」なのかなぁ?

結果は2次審査に残ったぐらいで
対した結果ではないのです。

でも
一度そういうところを通ると
かなり冷静になるもので
その後は漫画賞で賞を取るにはどうするべきかを
分析し始めたんです。

結果
3度目の投稿で新人賞をもらった記憶があります。

だから「プライド」みたいなものは
早く捨てた方が良いってことです。

そして「弱・スパロー!」は
その随分後の作品です。

この時も
過去に連載をして失敗した経験があるので
かなり慎重に考えました。

でも
ふと思ったんです。

自分の好きなものを漫画にすれば
良いじゃないかと・・・!

結果は・・・。

 

ps

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「鳥・ストーリー 鳥漫画家とその妻が北海道で鳥ざんまい」
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